白銀書房では、埼玉県内を中心に古本・サブカル系コレクションの査定を行っており、写真集やVHSなど「まとめてだと相談先が分かりにくい」というジャンルもご相談頂けましたら、積極的に出張買取に対応しています。
今回は埼玉県久喜市のお客様より、若い頃から大切に保管されてきたアイドル・女優の写真集約150冊と、関連VHSを合わせて8箱分ほどの買取をご依頼いただきました。「埼玉の古本買取」や「埼玉の古本出張買取」「写真集の買取」「写真集の出張買取」といった買取事例を検討中の方にとっても、買取の流れがイメージしやすいようにご紹介致します。
ご依頼の経緯|久喜市で“写真集とVHSも一緒に見てほしい”というご相談
お電話でのご相談内容は「若い頃から持っていたアイドルの写真集を買い取ってもらいたい。冊数は150冊ほどで、VHSなどもあるので、可能であれば一度来て見てほしい」というもの。
お話を伺うと、過去に一度だけ別の業者へ相談したものの、提示された内容に納得できず、そのまま手放せずにいたとのことでした。今回は「思い入れのある物なので、ちゃんと中身を見て判断してくれる方が良い」とのご希望があり、日程を調整して久喜市のご自宅へ出張することになりました。
今回の買取事例|写真集150冊+VHSを8箱分、ジャンルのまとまりがあるコレクション
今回査定させていただいた主な品目は以下の通りです。
- アイドル・女優写真集 約150冊
- アイドル関連VHS(写真集と同一人物で揃っているもの多数)
- 主な被写体:西田ひかる/宮沢りえ/八木さおり/渡辺美奈代/武田久美子/小沢なつき/高岡早紀/松岡知重 ほか
- アーティスト系:SPEED/モーニング娘。関連の写真集 ほか
写真集は1980年代~1990年代のアイドル・女優が中心で、そこに2000年代のアーティスト系が加わった構成。単体で評価しやすいタイトルが混在している一方で、写真集は「年代」「被写体」「出版社」「シリーズ性」「揃い方」によって、個別評価とジャンル評価が入り混じるのが特徴です。
また、今回のコレクションの面白さは“写真集だけで完結していない”点にありました。同一人物のVHSが複数揃っているものが多く、写真集と映像ソフトをあわせて見たときに、収集の意図と一貫性がはっきり伝わってくる内容でした。




お客様の声・買取の様子|査定1時間+積み込み1時間半、合計2時間半で完了
当日は、写真集が綺麗に箱にまとめられておりその揃え方や保管状態の良さから、かなり思い入れがある様子がひしひしと伝わってきました。ひとまず箱を開け、年代や被写体の偏り、同一人物の揃い方、経年感などを確認しながら査定を進めます。
査定はおよそ1時間で完了。写真集は単体で評価できるもの、ジャンルとしてまとまって評価するもの、VHSと合わせて評価するものと、評価軸が複数あるため、お客様になるべくお伝えできるよう説明しながら進めました。
その後、査定金額をお伝え致しますと快諾頂けましたので、お支払い、そして積み込みへ。
箱の中の状態を整え、持ち運び時の傷みを避けるために隙間を調整しつつ、1時間半ほどで搬出完了。結果として、お伺いから合計2時間半で一連の作業を終えることができました。
「出張で来てもらえて、こんなに細かく見てもらえるのが本当にありがたいし、なにより嬉しかったです。VHS類はどこも評価が難しいと言われていたので、まとめてでも値段を付けて引き取ってもらえて肩の荷が降りました。何かありましたらぜひまたお願いしたいです。」

高評価ポイント|“写真集+VHSの揃い”と堀江しのぶコレクションが評価しやすかった理由
- 80~90年代を代表するアイドル・女優の写真集が揃っていた
宮沢りえさん・武田久美子さん・高岡早紀さんなど、時代の空気を象徴する被写体の写真集がまとまっており、写真集コレクションとして見通しが良い内容でした。 - 写真集とVHSが“同一人物で揃っている”ものが多かった
写真集単体よりも、映像ソフトと合わせて収集されている場合は、探している層が明確になりやすく、評価の組み立てもしやすくなります。 - 堀江しのぶさんのコレクションが写真集・VHSともにまとまっていた
堀江しのぶさんだけでなく、同時代のグラビア作品の写真集も含まれており、「軸のある集め方」が見えるコレクションでした。

1980~1990年代写真集の需要と、グラビアアイドルブームが“転換点”になった理由
1980年代~1990年代の写真集は、現在でも市場で一定の需要があります。理由は大きく分けて3つあり、①当時の雑誌・テレビ文化と連動して“資料性”が生まれやすい、②同一タイトルでも版・装丁・帯の有無などで「集め直し」が起きる、③被写体の人気が時代を越えて残る――といった点です。
この流れの中で、グラビア史の文脈として語られやすいのが「イエローキャブ」の存在です。1990年代には“巨乳ブーム”と呼ばれる潮流が起き、写真集・雑誌グラビアの見せ方が大きく変化しました。そうした時代の空気をまとった写真集は、単なるタレント本ではなく「当時の表現の型」や「ブーム・流行の軌跡」を残す資料としても価値が見られやすいのが特徴です。
また、今回お客様が特に熱量をもって語ってくださったのが「宮沢りえもいいけど、やっぱり自分はグラビアアイドル系が好きで、特に堀江しのぶが好きだった」という点でした。堀江しのぶさんは1980年代に活躍し、当時のグラビア文化を語る上で外せない存在のひとりで、写真集やVHSといった“紙と映像”の両方で追いかけているコレクションは、収集の一貫性が明確になります。
さらに、VHSについては「どこも評価が難しい」と言われやすいジャンルである一方、写真集と同一人物で揃っている場合は、コレクターの探し方に合致しやすく、まとめて評価を組み立てられるケースがあります。白銀書房では、写真集単体で評価できるもの/写真集ジャンルとしてまとまって評価するもの/VHSと合わせて評価するもの――という複数の軸を使い分け、状態と揃いを確認しながら査定しています。

まとめ|埼玉で写真集・VHSの出張買取をご検討なら、まずは内容からご相談ください
今回の埼玉県久喜市での出張買取では、写真集約150冊とVHSを合わせて8箱分というまとまった量を、査定から搬出まで合計2時間半で対応いたしました。写真集は写真集 買取の中でも「単体評価」「ジャンル評価」「VHSと合わせた評価」など見方が複数あるため、内容が分かる専門店に相談することで整理の進め方も見えやすくなります。
「出張で見てほしい」「写真集と一緒にVHSも片付けたい」「捨てる前に、評価できるものだけでも確認したい」といったご相談も歓迎です。まずは状況を伺い、ご無理のない形でご案内させて頂きます。