埼玉県戸田市で漫画約700冊とビッグコミックスピリッツ約300冊を出張買取

今回は埼玉県戸田市にお住まいのお客様より、漫画や小説、古い漫画雑誌などの出張買取をご依頼頂きました。

最初にお電話を頂いた際には、「漫画の出張買取をお願いしたいのですが、量としては300冊くらいだと思います。漫画のほかに雑誌もあるので、可能であればそちらも一緒に見て貰えますか?」とのご相談でした。

詳しくお話をお伺いすると、漫画は1980年代から1990年代頃までの作品が中心で、少年漫画や青年漫画だけでなく、少女漫画、ホラー漫画、SF・ファンタジー系の作品など、ジャンルはかなり幅広いとのこと。さらに漫画以外にも小説があり、雑誌については古い漫画雑誌がまとまって残っているとのお話でした。

古い漫画や漫画雑誌は、作品名や年代、冊数、揃い方などによって評価が大きく変わります。お電話だけでは判断が難しい内容でもあったため、今回は戸田市のご自宅まで直接お伺いし、漫画・小説・雑誌をまとめて拝見させて頂くこととなりました。

ご依頼の経緯|2階に保管していた漫画や雑誌をまとめて整理

お伺いしたのは埼玉県戸田市にあるお客様のご自宅です。戸田市は東京都に隣接しており、当店からも比較的お伺いしやすい地域のひとつとなっております。今回も道路状況を確認しながら車を走らせ、予定していた時間に無事到着することができました。

ご挨拶を済ませてご依頼品について改めてお話をお聞きすると、お客様からは「2階にあるもんだから、ずっと片付けなくちゃなあと思っていたんだけど、いざ片付けようとすると大変だね、やっぱり。ちょっとやってみたけど、一階に下ろすだけで一苦労で無理だなって思った」とのお話がありました。

漫画や雑誌は一冊ずつではそれほど重く感じませんが、数百冊単位になると相当な重量になります。特に雑誌は単行本よりも大判でかさばるため、階段を使って何往復も運ぶとなると、ご自身だけで片付けるのは簡単ではありません。

お電話では漫画を中心に300冊ほどとお聞きしておりましたが、実際に2階のお部屋へ案内して頂くと、想定していたよりもかなり多くの本が並んでいました。お客様も全体を見渡しながら、「こうして集めると思ったよりあったね」と予想外、といったご様子でした。

最終的には、漫画と小説だけで段ボール約10箱分、冊数にしておよそ700冊。さらに古い漫画雑誌が約300冊あり、合計では約1,000冊ほどのご依頼となりました。すべて積み込むと車両の半分ほどを占める量となり、当初の想定を大きく上回る、まとまった漫画・漫画雑誌の出張買取となりました。

今回の買取事例|1980年代から1990年代の漫画と小説、漫画雑誌

今回お譲り頂いた漫画は、ひとつのジャンルだけに偏った内容ではなく、複数の作家や年代にまたがった幅広い構成となっていました。

比較的冊数が多かったのは、あだち充先生、高橋留美子先生、新谷かおる先生など、1980年代から1990年代の漫画を代表する作家の作品です。単独の作品だけが数冊あるという状態ではなく、同じ作者の漫画が複数作品にわたって集められており、お客様が長い期間をかけて読み続けてきたことが伝わる内容でした。

このほかにも、田中雅人先生、川原由美子先生、篠原千絵先生、成田美名子先生、鈴宮和由先生、矢野健太郎先生などの作品があり、少年漫画・青年漫画・少女漫画・SF漫画と、時代ごとの幅広い漫画が並んでいました。

中でも特徴的だったのが、JET先生、篠原烏童先生、波津彬子先生など、「ハロウィン」や「ネムキ」といった雑誌で活躍した作家の作品です。一般的な少女漫画とは少し異なり、怪奇、幻想、ミステリー、ホラーといった要素を持つ漫画がひとつのまとまりになっていました。

ホラー漫画や幻想漫画は、作家や作品によって読者層が比較的はっきりしています。そのため、少女漫画という大きなくくりだけでは評価が難しい作品であっても、「少女漫画の中でも怪奇・ホラー寄り」「幻想文学的な作風」といった別の切り口から見ることで、評価に繋がることがあります。

小説については、夢枕獏先生、田中芳樹先生、菊地秀行先生などのSF・伝奇・ファンタジー小説がまとまっていました。さらに2000年代以降に刊行された比較的新しいライトノベルもあり、漫画と同様に、古い作品から新しい作品まで幅のある内容となっていました。

そして、今回特に印象に残ったのが約300冊の古い「ビッグコミックスピリッツ」です。漫画雑誌は単行本以上に取り扱いが難しく、年代や内容によっては評価が難しい場合もあります。しかし今回のビッグコミックスピリッツは、1980年代から1990年代を中心とした、掲載作家や作品内容の見所が多い年代でした。

お客様の声・買取の様子|評価できる本を確認

2階のお部屋には、漫画や小説、雑誌がある程度整理された状態で並べられていました。保存状態については、比較的きれいな本もあれば、長期保管によるヤケや傷みが見られる本もあり、一冊ごとに状態は様々でした。

査定では、単に冊数だけを見るのではなく、作者ごとのまとまり、作品の揃い方、刊行年代、保存状態、現在でも探している方を見つけやすい内容かどうかなどを確認していきました。

一方で、すべての漫画や小説が同じように評価できるわけではありません。流通量が多い作品や、巻数が大きく欠けている作品、状態の傷みが強い本などについては、なぜ評価が難しいのかも含めて、できる限り正直にご説明させて頂きました。

評価の難しい本についても、お客様から「できれば一緒に片付けてほしい」とのご希望を頂きましたので、今回はお引き取りにもご協力させて頂きました。値段の付く本だけを抜き出すのではなく、全体を整理したいというご事情に合わせて対応できることも、出張買取の利点のひとつです。

査定結果をお伝えすると、

「正直、値段が付くか不安だったけど、ちゃんと見て評価して貰えてよかった。ビッグコミックなんか珍しいとは思うんだけど、どこも買い取ってくれなさそうで、本当に助かりました。」

とのこと。

漫画雑誌は重く、保管にも広い場所を必要とします。それだけに、ご自身で処分や持ち込みを行うのは大きな負担です。今回、雑誌も含めて内容を確認し、評価できる部分をきちんと査定して貰えたことに喜んで頂けたのは、私としても大変嬉しいことでした。

査定後は漫画と小説を段ボールへ箱詰めし、ビッグコミックスピリッツなどの雑誌は運びやすい量に分けて縛っていきました。ご依頼品が2階に保管されていたため、階段を使った搬出には少しお時間を頂きましたが、お伺いから査定、箱詰め、積み込みまでを含めて約4時間で作業を終えることができました。

高評価ポイント|漫画雑誌の年代と作者ごとのまとまり

ビッグコミックスピリッツが評価しやすい年代だったこと

今回の高評価ポイントとして、まず挙げられるのが、実はビッグコミックスピリッツの年代と冊数です。

意外に思われるかもしれませんが、古いビッグコミックスピリッツは、年代や揃い方によっては評価できる場合があります。特に1980年代から1990年代の誌面には、高橋留美子先生、浦沢直樹先生、松本大洋先生、楳図かずお先生、江川達也先生、吉田戦車先生、細野不二彦先生、藤原カムイ先生など、後年まで読み継がれる作家の作品が数多く掲載されていました。

雑誌は単行本と異なり、連載当時の扉絵や表紙、予告、読者投稿、広告などを含めて、その時代の空気がそのまま残されています。すべての号が同じように評価できるわけではありませんが、掲載作品や連載開始号、まとまった冊数があるかどうかによっては、漫画資料として見所のある内容となります。

今回の約300冊は、まさに掲載作家と刊行年代の両面から確認しやすい漫画雑誌だったことが、評価に繋がりました。

作者単位でまとまった数の漫画が残っていたこと

今回の漫画には、一冊だけでは評価が伸びにくい作品や、作品ごとに見ると巻数が不足しているものも含まれていました。しかし作者単位で確認すると、同じ作家の作品が複数タイトルにわたって残されており、全体としてまとまりのある状態でした。

特にあだち充先生、高橋留美子先生、新谷かおる先生の漫画は冊数が多く、ひとつの作品だけを探している方だけでなく、その作家の作品をまとめて読みたい方にも案内しやすい構成でした。

漫画の査定では、全巻揃いかどうかだけが評価基準になるわけではありません。作品単位では不揃いであっても、作者ごとの冊数や関連性が強ければ、次に必要とする方へまとめて届けやすくなり、評価できる場合があります。

ホラー・幻想・SFなど複数の切り口で評価できたこと

少女漫画や古い文庫漫画の中には、一般的な作品として見ると評価が難しいものもあります。しかし今回の漫画群には、JET先生、篠原烏童先生、波津彬子先生などの怪奇・幻想系作品が含まれており、「少女漫画」という分類だけでなく、「ホラー漫画」「幻想漫画」「怪奇漫画」という切り口からも確認することができました。

また、夢枕獏先生、田中芳樹先生、菊地秀行先生の小説や、矢野健太郎先生をはじめとするSF・ファンタジー色のある漫画もあり、蔵書全体に共通する趣味性が感じられました。

このように、ひとつの分類では評価が難しくても、作品内容や作家の活動分野を細かく確認することで、別のジャンルとして評価できることがあります。今回のご依頼では、ホラー・幻想・SF・ファンタジーという複数のまとまりがあったことも重要なポイントとなりました。

ビッグコミックスピリッツは買取できる?|評価される年代・掲載作品・冊数

「ビッグコミックスピリッツ」は、小学館から刊行されている青年漫画誌です。1980年に創刊され、若い社会人や大学生を含む青年層を主な読者として、恋愛、仕事、スポーツ、社会問題、ギャグ、SF、ホラーなど、幅広い作品を掲載してきました。

創刊初期から誌面には、池上遼一先生をはじめとする劇画・青年漫画の流れをくむ作家や、みやすのんき先生のように1980年代の青年漫画誌を象徴する作家が登場しています。その後も時代ごとに作風の異なる漫画家を起用し、青年漫画の枠に収まりきらない多彩な作品を生み出してきました。

高橋留美子先生の代表的な掲載作品としては「めぞん一刻」があります。個性的な住人が暮らす一刻館を舞台に、浪人生の五代裕作と管理人の音無響子を中心とした人間関係を描いた作品です。恋愛漫画でありながら、日常的な笑いや登場人物の成長が丁寧に描かれ、少年漫画誌で連載された「うる星やつら」や「らんま1/2」とは異なる魅力を持つ作品となりました。

浦沢直樹先生は、「YAWARA!」「Happy!」「20世紀少年」など、ビッグコミックスピリッツを代表する複数の作品を連載しています。「YAWARA!」では柔道と日常生活を組み合わせた明るい物語を描き、「20世紀少年」では少年時代の記憶と世界規模の事件を結び付けた、長編サスペンスを展開しました。同じ作家でありながら、スポーツ、青春、社会派サスペンスと大きく異なる題材を扱っている点にも、同誌の幅広さが表れています。

楳図かずお先生の「わたしは真悟」も、ビッグコミックスピリッツに掲載された重要な作品のひとつです。少年と少女の純粋な感情、コンピューターや機械文明、生命や意識といった題材を組み合わせたSF作品で、一般的に知られる恐怖漫画とは異なる楳図先生の一面を確認できます。他には「神の左手悪魔の右手」といった作品も。

伊藤潤二先生の「うずまき」は、黒渦町という町で起こる「渦巻き」にまつわる怪異を描いた作品です。日常の中にある形そのものが恐怖へ変わっていく独特の発想と緻密な描写により、ホラー漫画の代表的な作品として知られるようになりました。

また、松本大洋先生は「鉄コン筋クリート」などを同誌で発表しています。架空の町を舞台に、クロとシロという二人の少年を中心として描かれる作品で、独特の線や構図、都市の表現は、一般的な青年漫画とは異なる強い個性を持っています。

このほかにも、江川達也先生、吉田戦車先生、細野不二彦先生、藤原カムイ先生など、それぞれ異なる読者層を持つ作家が誌面を支えてきました。

古い漫画雑誌を査定する際には、雑誌名だけで判断するのではなく、何年頃の号なのか、どの作品が掲載されているのか、まとまった冊数があるのかを確認する必要があります。ビッグコミックスピリッツについても、号によって内容は大きく異なるため、古いから一律に評価できるというものではありません。

しかし、今回のように1980年代から1990年代の号が約300冊まとまって残されている場合には、連載作品の移り変わりや作家の活動をたどることができ、単行本とは異なる漫画雑誌ならではの見所が生まれ、次に欲しい方を探しやすくなります。

また、今回の買取品の中にはございませんでしたが、ホラー系の漫画雑誌では「ハロウィン」「ネムキ」「ほんとにあった怖い話」なども、年代や掲載作家、冊数によって評価できる場合があります。漫画雑誌は処分されやすい一方で、作品が単行本化されていなかったり、雑誌掲載時にしか読めない内容が含まれていたりするため、処分前に一度内容を確認することが大切です。

まとめ|埼玉県戸田市の漫画雑誌・古本の出張買取は白銀書房へ

今回は埼玉県戸田市のお客様より、1980年代から1990年代の漫画を中心に、SF・ファンタジー小説、ライトノベル、ビッグコミックスピリッツ約300冊を出張買取させて頂きました。

漫画と小説は段ボール約10箱、約700冊。漫画雑誌を合わせると合計約1,000冊となり、査定・箱詰め・2階からの搬出・積み込みまで、約4時間で作業を完了しました。

古い漫画や漫画雑誌の中には、一般的な古本としては評価が難しいものもございます。しかし、作者ごとのまとまり、ホラー・SF・幻想といったジャンル、掲載年代や連載作品を細かく確認することで、評価できる部分が見つかることもあります。

白銀書房では、漫画単行本だけでなく、ビッグコミックスピリッツをはじめとする古い漫画雑誌、少女漫画、ホラー漫画、SF漫画、小説、ライトノベルなどもまとめて査定しております。

埼玉県で漫画雑誌の出張買取や大量の古本整理をご検討の方は、処分してしまう前に一度ご相談ください。2階や物置に保管されている本、重くて一階まで運べない雑誌、値段が付くか分からない漫画なども、ご状況をお伺いしたうえで適切な買取方法をご案内致します。

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